TOSHIO MATSUURA GROUP 12inch Single 「I AM BLACK GOLD OF THE SUN / KITTY BEY」(HMV)

松浦俊夫は、日本のDJ/プロデューサーで、1990年代にUnited Future Organization (U.F.O.)のメンバーとして、日本におけるクラブカルチャーの礎を築きました。ジャズ、ソウル、ファンク、ヒップホップ、ワールドミュージックなどの要素を取り入れた音楽を制作し、国内外で高い評価を得ました。U.F.O.解散後は、自身のレーベル「Blue Note Tokyo」を立ち上げたり、ラジオ番組「WORLDWIDE SHOWCASE」を担当したりするなど、幅広く活動しています。

「I AM BLACK GOLD OF THE SUN / KITTY BEY」(HMV)とは

「I AM BLACK GOLD OF THE SUN / KITTY BEY」(HMV)は、2018年にイギリスのBrownswood Recordingsからリリースされた松浦俊夫の初の自己名義アルバム『LOVEPLAYDANCE』からの12インチシングルレコードです。HMV record shop限定盤で、新たなジャケットで追加プレスされました。このシングルには、アルバムから2曲が収録されています。

「I AM BLACK GOLD OF THE SUN」

「I AM BLACK GOLD OF THE SUN」は、1971年にアメリカのジャズ・ロック・バンド「Rotary Connection」が発表した楽曲です。この曲は、アフリカ系アメリカ人の誇りと自己表現を歌ったソウルフルなナンバーで、後に多くのアーティストにカバーされました。松浦俊夫は、この曲を自身のDJキャリアにおけるマイルストーン・ナンバーとして選びました。彼は、キューバ出身の女性シンガー「Dayme Arocena」とコラボレーションし、ラテン・ジャズの要素を加えた新しい解釈でカバーしました。この曲は、BBC Radio 6で世界初OAされたこともあります。

「KITTY BEY」

「KITTY BEY」は、1974年にアメリカのジャズ・サクソフォニスト「Byron Morris」が発表した楽曲です。この曲は、高速で複雑なリズムとメロディが織りなすフリー・ジャズの傑作で、ジャズダンス・シーンのクラシックとして知られています。松浦俊夫は、この曲を自身が愛するジャズのカバーとして選びました。彼は、「Nubya Garcia」というイギリスの若手サクソフォニストとコラボレーションし、オリジナルの熱気とスピード感を保ちながらも現代的なサウンドに仕上げました。

まとめ

TOSHIO MATSUURA GROUP 12inch Single 「I AM BLACK GOLD OF THE SUN / KITTY BEY」(HMV)は、松浦俊夫が初めて自己名義で発表したアルバムからのシングルで、彼のDJキャリアにおける重要な楽曲をカバーしたものです。彼は、国内外の優れたミュージシャンとコラボレーションし、ジャズ、ソウル、ラテンなどの要素を融合させた新鮮で魅力的な音楽を創り出しました。このシングルは、HMV record shopで限定販売されており、新たなジャケットで追加プレスされました。ジャズやクラブミュージックのファンにはぜひ聴いてほしい作品です。