円熟味を増すUKハウスの象徴Romare待望のサード・アルバム!デビュー・アルバム『Projection』(2015)がDJ Mag誌のアルバム・オブ・ジ・イヤーを獲得、Four Tet、Gilles Petersonなどトレンドセッター達からも厚い支持を受けるテン年代UKハウス再興の立役者Romareが最新アルバムをリリース。愛とロマンスをテーマにした前作から一転、スピリチュアリティ、アイデンティティー、帰属意識を探求し、自身のコレクションの中にあるアメリカのゴスペルや伝統的なアイルランドのフォークからカントリー、宗教的な賛美歌、クラシックなどの珍しいレコードまでを掘り下げてインスピレーションを得たという本作はベッドルームから自家製のホーム・スタジオへと制作環境を変えてレコーディングが敢行された。Aretha Franklinねたの「The River」など従来のシグネチャー・サウンドであるサンプリングをベースにした音楽に加え、楽器の使用方法を開発し、地元のチャリティー・ショップで見つけたビンテージ・オルガンや父親から譲り受けた古い12弦ギター、90年代の彼がまだ子供だった頃に使っていたドラム・キットを再構築したものなど、古いものから新しいものまで、様々な道具を使って実験に及び、多幸感に満ちあふれた「Sunshine」や「Heaven」から瞑想的でメランコリックなムードが漂う「Deliverance」までダンスフロアからベッドルームに至る様々な場所で鳴ることができる音楽は更に成熟をい進めている。また本作のアートワークは自身が制作した白黒の切り絵からなるコラージュ作品が使用されている。