「dislocation dance midnight shift」は、イギリスのポストパンク・ニューウェーブバンド、ディスロケーション・ダンス(Dislocation Dance)の1983年に発売された2枚目のアルバムです1。ディスロケーション・ダンスは、1978年にマンチェスターで結成されたバンドで、ジャズやファンクの要素を取り入れたポップなサウンドが特徴です2。メンバーは、イアン・ルナクレス(Ian Runacres)とポール・エマーソン(Paul Emmerson)を中心に、アンディ・ダイアグラム(Andy Diagram)、キャスリーン・ウェイ(Kathryn Way)、リチャード・ハリソン(Richard Harrison)などが在籍していました3。
Album Details
「midnight shift」は、1983年にラフ・トレード(Rough Trade)からLPとして発売されました4。プロデューサーは、ディスロケーション・ダンスとスチュアート・ピッカリング(Stuart Pickering)が担当しました4。収録曲は、オリジナル曲12曲と、ドナ・サマー(Donna Summer)のカバー曲「midnight shift」が含まれています4。アルバムのジャケットは、ボニー・アンド・クライド(Bonnie And Clyde)というデザインチームが手掛けました4。
Musical Style
「midnight shift」は、ディスロケーション・ダンスの音楽性の幅を広げた作品と言えます。ジャズやファンクの影響を感じさせるトランペットやサックス、ヴァイオリンやチェロなどのストリングス、シンセサイザーやドラムマシンなどのエレクトロニックな要素が組み合わされています5。また、ボーカルもイアンとキャスリーンの掛け合いやハーモニーが印象的です5。曲調もバラエティに富んでおり、「show me」や「here comes love」などの軽快でポップなナンバーから、「tyrannies of fun」や「mr. zak」などのダークでエッジィなナンバーまであります5。
Reception and Legacy
「midnight shift」は、当時の音楽評論家やファンから高い評価を受けました6。特に日本では人気が高く、1984年に日本盤が発売されました7。また、2000年と2006年にはCD化されて再発売されました18。ディスロケーション・ダンスは、「midnight shift」以降も活動を続けましたが、メジャーな成功には至りませんでした9。しかし、彼らの音楽は後のインディーポップやシブヤ系などのシーンに影響を与えたと言われています9。
Conclusion
「dislocation dance midnight shift」は、ディスロケーション・ダンスの代表作として知られるアルバムです。ジャズやファンク、エレクトロニックなどの要素を取り入れたポストパンク・ニューウェーブのサウンドは、当時の音楽シーンに新鮮な風を吹き込みました。また、日本を含む世界中のファンや音楽家に影響を与えた作品でもあります。ディスロケーション・ダンスの音楽を聴いてみたい方は、ぜひ「midnight shift」から始めてみてください。