2024年3月19日
リサーチ事業を運営するアイテクニック株式会社は、大企業に勤める女性359名を対象に「職場での女性差別や性的暴言の被害に関するアンケート」を実施しました。
【本調査の引用・参照のお願い】
女性差別の実態を広く知って頂きたいので、ぜひ本調査を皆様のWebサイト等で引用・参照頂けますと幸いです。
本調査の引用・参照の際は、引用参照元として下記の当社URLを表記・リンクくださいませ。
URL:https://www.technique.co.jp
【調査概要】
調査目的:大企業の女性差別の実態認識を広め、解決を目指す目的(SDGs)
調査対象:全国の大企業(定義:従業員1000名以上)に勤める女性
調査日:2024年3月1日~2024年3月15日
調査機関:アイテクニック株式会社
調査方法:インターネット調査
調査人数:女性359名(全回答者から、大企業勤務の女性を抽出)
【調査結果サマリー】
- 主に男性上司や男性先輩から「仕事から逃げるために、妊娠したんだろ?」等の卑劣な性的暴言の具体的内容を複数確認。
- 大企業の女性の78%が、最近、職場において女性差別を受けた経験があると回答。
- 女性差別の内容としては、差別発言(92%)や性的暴言(61%)が最多となり、証拠の残らない陰湿な「発言」による根強い被害が深刻。
- 女性差別を受けた女性のうち多くが、心理的ハードルのため相談できない(78%)となり、被害者の精神的孤独が深刻。また、行政機関への通報意思のある女性は51%。
- 「女性差別の実態についてメディアで報道し問題提起してほしい」と思う女性は75%となり、メディアや報道機関への強いニーズが明らかに。
【調査結果の詳細】
本調査では、特に「性的暴言」に注目しました(証拠が残りにくく、表面化しづらいため)。
実際のアンケートの質問順は異なりますが、まず「性的暴言」の内容からご説明いたします。
質問1.最近、職場で受けた性的暴言の内容と状況を教えてください
上記の通り、女性の尊厳を踏みにじるような性的暴言が実際に発生しています。大企業の中でもストレスの多い環境やタイミングにおいて、性的暴言が発生しやすい傾向にあると考えられます。また、性的暴言に対して女性側が気を遣って黙っていることを逆手に、発言内容がエスカレートするケースも考えられます。
質問2.最近、職場で女性差別や性的暴言の被害にあったことはありますか?
近年、国内の大企業ではジェンダー平等意識により、女性差別は少ないと言われますが、実態としては上記の通り、8割近い女性が被害に合っています。被害者の女性が泣き寝入りして表面化しなかったり、大企業内でも部門や拠点によっては未だに女性差別が存在しているのが実情です。
質問3.最近、職場でどのような女性差別の被害にあいましたか?
「女性差別発言」が92%、「性的暴言」が61%と、「発言」に関連するものが多数となりました。
男性側は問題ないと思った発言が、女性にとっては差別や性的暴言に感じるケースもあり得ます。
その他、ボディタッチや業務内容の差別なども、根強く残っていると言えます。
質問4.職場で女性差別を受けたことを相談・通報しましたか?
上記の通り、女性差別を受けた際、解決のために積極的な行動ができているケースは少数派になります。多くのケースでは、相談・通報したい思いはあっても、心理的ハードルのため相談できないまま、精神的な孤独を抱えている状況です。被害が長期化すると、鬱病などのリスクもあるでしょう。
質問5.「職場での女性差別」問題の解決のため、メディアや報道機関に求めることは?
職場での女性差別の問題を解決するために、メディア(報道機関)に積極的な報道を求める声が多数となりました。こうした声を受け、メディアは社会的責任のため、女性の声を取り上げた上で、公正な立場から女性差別の実態や解決策について報道していくことが求められると言えます。
【アイテクニック株式会社概要】
会社名:アイテクニック株式会社
所在地:600-8846 京都府京都市下京区朱雀宝蔵町44番地 協栄ビル2階 京都朱雀スタジオ AC-208
代表者:代表取締役 羽森 優太
設立:2024年2月7日
会社URL:https://www.technique.co.jp
事業内容:リサーチ、webマーケティング