このニュース記事は、株式会社SAKURUG主催で行われた「未来の社会に投資する~ビジネス×NPOでつくる社会的インパクト~」というイベントの模様を紹介しています。イベントでは、日本ファンドレイジング協会代表理事で寄付月間推進委員会副委員長を務める鵜尾雅隆氏と、寄付月間2021にて賛同パートナー賞を受賞し、NPOと様々な協働をおこなうサクラグ代表遠藤洋之氏が登壇し、「企業とNPOの協働でつくる社会的インパクト」について議論しました。
記事のタイトルにある「社会問題を自分から作っちゃいけない」という思いは、NPOで働く人たちが抱える働き方の課題を表しています。NPOは社会的な使命感や情熱で動いている組織ですが、その反面、給与や待遇、労働時間や休暇などの面で不安定さや不満があることも事実です。NPOは社会問題の解決者でありたいと思っていますが、自分たちが社会問題を作ってしまうことは避けたいというジレンマがあります。
そこで、この記事では、NPOで起きている働き方の意識の変化や、企業とNPOの協働の可能性やメリットについて、鵜尾氏と遠藤氏の対話から見えてくるものを紹介しています。
ニュース記事への感想
私はこのニュース記事を読んで、非常に興味深く感じました。私自身はNPOで働いた経験はありませんが、社会問題に関心があり、寄付やボランティアなどの活動に参加したり、NPOや社会起業家の取り組みに応援したりすることがあります。しかし、正直なところ、NPOで働く人たちがどんな思いや悩みを抱えているのか、あまり知らなかったと思います。この記事を読んで、NPOで働く人たちの現状や課題について理解を深めることができました。
特に印象的だったのは、鵜尾氏が言っていた「境界線をつなぐ人」の存在です。私はこれまで、「企業」と「NPO」は別々の世界で動いているというイメージがありました。企業は利益を追求し、競争する組織だと思っていました。NPOは社会的な価値を追求し、協力する組織だと思っていました。しかし、この記事を読んで、それは単純な図式ではないと気づきました。企業もNPOも、社会の一員であり、社会の課題に対して責任を持ち、貢献することができると思いました。そのためには、企業とNPOの間にある境界線を越えて、お互いの強みや知見を共有し、協働することが必要だと思いました。
そのような協働を実現するためには、「境界線をつなぐ人」が重要な役割を果たすと思います。「境界線をつなぐ人」とは、企業とNPOの間に立ち、お互いの価値観やニーズを理解し、信頼関係や共感を築くことができる人です。この記事では、遠藤氏がそのような人だと感じました。遠藤氏は自身の子ども時代の経験から、社会問題に対する思いや関心が強くあります。しかし、それだけではなく、ビジネスの視点やテクノロジーの力も持ち合わせています。そして、自社のメンバーやNPOの方々と積極的にコミュニケーションを取り、協働の機会を作っています。私は遠藤氏のような人が増えれば、社会的インパクトを高めることができると思います。
私はこの記事から、NPOで働く人たちが抱える働き方の課題や、企業とNPOの協働の可能性やメリットについて学ぶことができました。私自身も今後は、「境界線をつなぐ人」に近づけるように努力したいと思います。そして、自分にできることから社会問題の解決に向けて挑戦していきたいと思います。