OMは、1994年に結成された日本のテクノユニットです。メンバーは、DJとプロデューサーの大沢伸一と、キーボーディストとプログラマーの森田昌典です。OMは、「オーエム」と読むのが正式な発音ですが、「オム」と呼ばれることも多いです。OMは、テクノの基本的な要素であるビートやベースに加えて、アンビエントやジャズ、民族音楽などの要素を取り入れた独自のサウンドを作り出しました。OMは、日本だけでなく海外でも高い評価を得ており、イギリスのテクノレーベル「R&S Records」からも作品をリリースしています。
OM29という型番のレコード
OM29という型番のレコードは、OMが1996年に自主レーベル「OM Records」からリリースした12インチシングルです。このレコードには、A面に「As Time Goes By」という曲と「Sax 2000」という曲が収録されており、B面には「As Time Goes By (Satoshi Tomiie Remix)」という曲が収録されています。「As Time Goes By」は、映画「カサブランカ」の主題歌をサンプリングしたメロディアスなテクノトラックで、「Sax 2000」は、サックスのフレーズをループさせたグルーヴィーなテクノトラックです。「As Time Goes By (Satoshi Tomiie Remix)」は、日本人DJでありプロデューサーである富家哲がリミックスしたバージョンで、オリジナルよりもダークでハードな雰囲気に仕上げられています。
テクノシーンへの影響
OM29という型番のレコードは、テクノシーンに大きな影響を与えました。このレコードは、日本だけでなく海外でも高い評価を受けており、イギリスの有名DJであるサシャやジョン・ディグウィードなどがプレイしていました。また、このレコードは、日本のテクノシーンにも刺激を与えており、多くのDJやプロデューサーがOMのサウンドに影響を受けて自分たちの作品を作り始めました。OM29という型番のレコードは、日本のテクノシーンの発展に貢献した歴史的な作品と言えます。
以上が、テクノ音楽の「OM29という型番のレコード」についての解説です。このレコードは、現在では入手困難なレア盤となっており、オークションサイトでは高値で取引されています。しかし、このレコードを聴くことで、日本のテクノユニット「OM」の素晴らしいサウンドと、テクノシーンに与えた影響を感じることができるでしょう。